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災害時の対応

急な災害がおこってケガをしたら、まずどこへ行けばいいの?

杉並区では、災害時に区立小、中学校67ケ所に 震災救援所が開設され、このうち15ケ所には医療救護所が併設され、医師会、歯科医師会、接骨師会、薬剤師会などが協力して医療救護活動を行います。また、避難した震災救護所が大火災などの延焼により危険になったときは、広域避難場所へ避難します。

  2008年11月9日(日)には「医療救護訓練」が、杉並区立和泉中学校体育館で実施されました。『医療救護所と震災救援所との連携』をテーマに、医療救護所の立ち上げと運営の円滑化および震災救援所との連携を目的とした実践さながらの訓練が行われました。
トリアージの詳しい説明の後、重症者・中等症者・軽症者・死亡者の各エリアに傷病者を分けて、医薬品、医療資材を使用しながら説明を行いました。今年度は資材を使用し、実践に近い防災訓練が出来ました。

トリアージによる手当の実践の様子
トリアージによる手当の実践

救命救護訓練の様子
救命救護訓練

>> 「薬剤師の知恵袋」 東京都薬剤師会のサイト

(一社)杉並区薬剤師会は、災害時の医療救護活動について、杉並区と協定を締結しています。

  1. 地震などの自然災害により被災者が発生し、区から要請があった時には、薬剤師班を編成し、本会の薬剤師がオレンジ色の医療救護者用のベストを着用して、医療救護所へ駆け付け、救護所の立ち上げに協力します。

    杉並区医療救護者用ベスト
  2. 医師による トリアージ(軽症、中等症、重等症に分類すること)で、軽症(自ら応急手当、セルフケア)と診断された方々の手当ての手助けや服薬指導を行ないます。
  3. 必要な医薬品の調達および適正な配布を行ないます。
  4. 被災数日後に、全国から送られてくる医薬品などの仕分け活動を行ないます。

「杉並区の防災マップ」をご覧下さい。

防災マップはこちら>>
「防災マップ」の地図をクリックすると
周辺の震災救援所、医療救護所、広域避難場所がご覧になれます。

大震災に備えての杉並区の対策は?

30年以内に大地震が起こる可能性は、南関東70%、東海87%、東南海60%、南海50%と言われています。

▲杉並区の被害想定は?

揺れの想定
杉並区内の震度は6強(300〜450gal)
被害の想定
死者 478人、家屋の焼失 35,670棟
住居制約者 135,968人(人口の約26%が自宅外避難)

(「東京における直下地震の被害想定に関する調査報告」平成9年8月公表)

▲発災したときのあなたの行動は?

  1. まず第一に「身を守る、家族を守る」
    頭部を守り致命傷を避ける。安否の確認。火の元消火の確認。
    家族で声を掛け合う。大声で近所に知らせる。
  2. 「まちを守る」
    発火の際は初期消火につとめる(消防や警察は直ぐには来られない) 
  3. 避難は最後の手段                         
    自宅に居られなくなった時(家屋の焼失・倒壊)は、近くの震災救援所へ避難する。
    ※ 区の防災体制の詳細は 「杉並区役所ホームページ防災」 をご覧下さい。

家庭での日頃の備え、心構えはどうしたら良いの?

防災グッズ
  1. 怪我から身を守る → 家具等の転倒防止、耐震診断と耐震補強
  2. 火災から財産を守る → 消火器の確保、消火訓練への参加
  3. 三日分の食料等の確保 → 普段の生活の中で確保
    阪神・淡路の教訓:三日以降は救援物資が到着する
  4. 家庭での防災会議 → 集合場所、連絡方法、役割分担
  5. 自分のまちを知る → まち歩き、マップづくり
  6. 地域でのよき隣人関係を作りましょう

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